拡張性と
モダビリティ
クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下で、Valve Index VRシステムの3つの主要製品すべて(コントローラ、ヘッドセット、ベースステーション)のコンポーネントのCADをリリースしました。ファイルは、こちらのGitHubレポジトリでホストされます。これには、"Frunk"の重要な情報を含め、多種多様なメーカーやMod製作者に役立つと思われるCADファイルが含まれます。メーカー、Mod製作者、研究者のコミュニティが、私たちがまとめたものから、新しく興味深いものを生み出してくれることを楽しみにしています。
ファイルは詳細な説明と共にGitHubでホストされます: https://github.com/ValveSoftware/IndexHardware
含まれるコンテンツ:
- モデル用の高解像度STPファイル
- チェックと仕様確認用の低解像度STPファイル
- 適切なジオメトリの寸法図
- 開始するにあたって役立つアクセサリーの図案
これらのリソースを使用して設計または作成したものを販売したい場合は、Valveまでご連絡ください。 製品設計や開発経験があり、この作業をValve内で行いたい場合は、https://www.valvesoftware.com からご応募ください。
Githubの各フォルダには、高解像度のステップモデルが含まれています。また、ドキュメントや参照用の図面、および低解像度STLモデルも提供しています。
ヘッドセット
Frunk
Frunk は、ヘッドセットの前面にある周辺機器の増設用スペースです。ホストコンピューターに1A@5Vの給電能力を持つUSB 3タイプAポートを備えています。
大規模な制作には、センサー包含ゾーンモデルをご覧ください。このモデルは、カメラやセンサーを遮ることなく占有できるスペースを表しています。
制作物が他の場所に取り付けられる場合、USBケーブルを横から直接アイレリーフ調整ノブの方に配線し、オクルージョンの可能性を最小限に抑えることをお勧めします。
Frunkのプラスチックカバーは決して取り外さないでください。センサーの補正機能に影響を与える可能性があるほか、製品の保証も無効になります。ユーザーはT5以下を必要とするものは修理できません。
バイザー
バイザーは、取り外しと交換が簡単にできるように4つの磁石で固定されています。出荷されるバイザーは半透明ですが、センサーやカメラがバイザーを通して見ることはないため、カスタマイズしてもオクルージョンの心配はありません。
フェイスガスケット
フェイスガスケットも磁石で固定されているため、取り外しや交換が簡単です。CADを使用すると、HMDに取り付ける表面や機能を変更することができ、独自のフェイスガスケットを制作できます。
ヘッドストラップとオーディオ
ヘッドストラップには、幅広いサイズと形状に対応できるようにかなりの自由度が設けられています。
オーディオドライバーを削除するには、T6トルクスドライバーを使用してください。サポートアームを所定の位置に保持しながら、ネジを緩め、まっすぐ引き出します。オーディオ信号を送信するポゴピンは、横荷重用に設計されていません。
オーディオドライバーを再接続するには、最初にポゴピンを金色の接点に合わせます。接触面をヘッドストラップに当てながら、ゆっくりネジを締めます。
ヘッドストラップの取り外しは推奨していません。取り外す場合、まずアイレリーフを最も外側まで調整します。次に、アイレリーフ調整ノブをまっすぐ引きます(回転させないように注意してください)。これで2本のT6ネジと位置合わせポストが見えるようになります。 アイチューブに隣接する小さなポートからアクセスできる別のT6を緩めると、左側が削除されます。これは固定ネジです。完全に取り外さないでください。また、右側の見かけ対称なポートには、アクセス可能なコンポーネントが含まれていないため、アクセスしないでください。
ヘッドストラップを再び取り付けるには、位置合わせポストに合わせて、過度の力を加えないように注意してください。左側をサポートポストに置き、位置合わせポストに合わせて回転させながら、ゆっくり押し込んでください。正しく行われるとスムーズに滑り込むはずです。 2つのT6で留めます。右側は、位置合わせポストが見えないため少し難しいです。先ほどと同様の方法で、ゆっくり回転させながら押し込み、固定ネジを使って固定します。
コントローラ
左手と右手のコントローラは、互いに鏡面対称です。提供されているモデルはすべて、右手のバリアントです。
コントローラのすべての入力(サムスティック、トラックボタン、トリガーグリップ、ボタン)は、静電容量式センサーを備えています。表面は常にきれいに保つことをお勧めします。
センサー包含ゾーンモデルは、トラッキングセンサーを妨害せずに機能するために利用可能なスペースです。当然ながら、前腕と手に少し似ています。
一部の大型のアクセサリーはこのスペースを超えます。設計プロセスにおける注意事項は以下の通りです。
- ゲームプレイにとってどの位置が重要かを検討してください。
- 包含ゾーンの外側に光沢のある表面や反射する表面がないようにしてください。
- テストしてください。
アクセサリーの一例はIndexコントローラ用の「ブースター」です。ブースターは基本的にIndexコントローラのグリップ部分を包むシェルで、2つの主要な機能があります。
- 親指が長い人は、ハンドルブースターで手を少し後ろに動かし、ボタンとサムスティックを親指の先端に近づけることができます。また、大きな手を持つ人は、特に長いプレイセッション中に、グリップがより快適になります。
- ハンドルブースターは、光学式トラッキングセンサーや、指センサー、入力コントロールなどを遮ったり、それらに直接干渉したりせずに、Indexコントローラに機械的に取り付けるアクセサリーを作成したい人に、リファレンスデザインを提供します。コントローラのデザインは、ツールと手の存在の間でトレードオフが必要であり、アクセサリーを使用することでユーザーは任意の数のアプリケーションにすぐに適応できるため有益です。
ベースステーション
ベースステーションには、取り付け用の1/4-20 UNC規格のネジ穴が2つあります。これは多くのカメラで使用されている標準規格と同じであるため、市販のデバイスの中からニーズに合うもの見つけることができる可能性があります。